ユリウスを聖壇の上に押したおす。 ユリウスが守るべき蝋燭の炎が大きく揺れた。 「ディルクどのっ…おやめ下さい…っ…」 「健気なお前に俺からの贈り物だ。」 ニヤリとディルクは口の端を吊り上げる。 ユリウスの法衣をまくり、すらりとした両足を主の御像の前に晒した。 「ついでにお前らのいうところの神とやらにも、贈り物だ。 ふふふ…いいものを見せてやる。」 ユリウスの太腿を撫で、そっと唇を性器に寄せた。 「あっ…!な、何をっ……」 ねっとりと舐め上げられ、ユリウスはゾクリと身を震わせた。 「ああっ…そ、そんな……こんな神聖な日に…」 「そう言う割には…ほら、もう露を滲ませて…」 じゅる…ディルクはわざと音を立てて吸い上げる。 「はあっ…あ、あうっ…」 「主も喜んでいるぞ。聖なる御使いのお前の色っぽい姿に、な。」 「ああ…あ……や、やめて下さい……」 快楽を教え込まれた体は滅多にない性器への直接の愛撫に、 たちまち乱れてしまう。 「んんっ…あっ、そ、そんな……あぁぁ…」 まして調教をする側の、いわば主人であるディルクの奉仕に ユリウスは息を荒げた。 「ああっ…そ、そこはっ…ん、す、吸わないで下さい…あ、あうっ…」 ディルクの舌使いは巧みだった。 ユリウスの良いところをすぐに探り当て、そこを念入りに愛撫する。 柔らかでいて大胆な舌使いにユリウスは嘆息する。 「あああ……はあっ…ん、んあっ……」 ユリウスは髪を振り乱し、仰け反った。 ふと、主の御像と目が合い、真っ赤になって顔を背けた。 「ふ……よがり顔を見せてみろ。」 ディルクに顎を掴まれ、強引に正面を向かせられる。 ユリウスは羞恥と罪悪感で気が狂いそうになった。 そう、気が狂いそうなほど感じさせられた。 「あ、あ、ああっ…んんっ…だめ、そんなっ…」 ユリウスが身悶える度に聖壇と蝋燭の炎がぐらぐらと揺れた。 「あ…あぁ…あ、あああっ……あ、な、なんで…なんで… ディルクどのが…」 「…俺が?」 「な、なぜ……こ、こんなに…お、お上手…なの…ですか…っ」 ユリウスは息も絶え絶えに言う。 その言葉に特に深い意味はないだろうが、ディルクにしては珍しく、 問われたことへの答えのために口を開く。 「…ふふ……何故って?」 「はあっ…あ…」 「ふふふ……折角の聖誕祭だ。今日は特別だ…」 唇で愛撫するのを止めることなく、ディルクは答える。 「それは俺も……今のお前らのように……」 ディルクは囁くように答える。 「傭兵になりたての頃……な、」 「……え……」 ユリウスは目を見開いて、ディルクを見つめた。 「意外か?」 「は…はい……」 「くくく……例えば、こうやって…」 ユリウスの括れをねっとりと舐める。 ちゅ、ちゅ、とわざと音を立てて茎にキスを落した。 卑猥な音が神聖な聖堂に響いた。 「ん、んんっ……ああっ…」 「どうすれば…男が、女が良いか…をな。」 「はあっ………あ、あう……ひいっ!」 茎を舐めていた舌が窄まりを突く。 「ほら……力をゆるめろ。ここの良さを教えてやったろう?」 「あっ…ん……そ、そこは……ぁ…」 「ここで感じる方法も教えられた。」 最も敏感な故にディルクにしつこく開発された場所を愛撫され、 ユリウスに甘ったるい電流が走った。 「ほう…ユリウス、もうこんなに解れて…」 「あ、あ……ディルクどの…っ…」 ディルクに舌先で中を弄られるとユリウスは一際高い声を上げて 絶頂を向かえた。 next→ |